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App Engine 1.7.1 の Go 言語アップデート

アンドリュー・ゲランド
2012年8月22日

今週、App Engine SDK のバージョン 1.7.1 をリリースしました。これには、Go の App Engine ランタイムに固有の重要なアップデートが含まれています。

memcache パッケージには、Codec 便利な型にいくつかの追加が行われました。SetMulti、AddMulti、CompareAndSwap、CompareAndSwapMulti メソッドにより、Memcache サービスにエンコードされたデータを簡単に保存および更新できるようになりました。

バルクローダーツールは、Go アプリで使用できるようになりました。これにより、ユーザーは大規模なデータストアレコードのアップロードとダウンロードを行うことができます。これはバックアップとオフライン処理に役立ち、Python または Java アプリを Go ランタイムに移行する場合にも非常に役立ちます。

イメージサービスが Go ユーザーで使用できるようになりました。新しいappengine/image パッケージは、Blobstore から直接イメージを提供し、それらのイメージをオンザフライでリサイズまたはクロップすることをサポートします。これは、Python および Java SDK によって提供される完全なイメージサービスではないことに注意してください。同等の機能の多くは、標準の Go イメージパッケージgraphics-goなどの外部パッケージで利用できます。

新しいruntime.RunInBackground関数は、バックエンドリクエストが最初のリクエストとは独立して新しいリクエストを生成することを可能にします。これらは、バックエンドがアクティブである限り、バックグラウンドで実行できます。

最後に、いくつかの不足していた機能を追加しました。 xmpp パッケージは、プレゼンスの更新とチャットの招待を送信し、他のユーザーのプレゼンスの状態を取得できるようになりました。また、user パッケージは、OAuth を使用したクライアントの認証をサポートするようになりました。

App Engine ダウンロードページから新しい SDK を入手し、更新されたドキュメントを参照してください。

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