The Go Blog
App Engine 1.7.1 における Go のアップデート
今週、App Engine SDK のバージョン 1.7.1 をリリースしました。これには、Go 用 App Engine ランタイムに特化した重要なアップデートが含まれています。
memcache パッケージ には、Codec ユーティリティ型にいくつかの追加がありました。SetMulti、AddMulti、CompareAndSwap、CompareAndSwapMulti の各メソッドにより、Memcache サービス でエンコードされたデータをより簡単に保存および更新できるようになりました。
バルクローダーツール が Go アプリで使用できるようになり、ユーザーはデータストアのレコードを一括でアップロードおよびダウンロードできるようになりました。これはバックアップやオフライン処理に役立ち、Python または Java アプリを Go ランタイムに移行する際に非常に役立ちます。
Images Service が Go ユーザーも利用できるようになりました。新しい appengine/image パッケージ は、Blobstore から直接画像を配信したり、それらの画像をその場でリサイズしたりクロップしたりするのをサポートします。これは Python および Java SDK によって提供される完全な画像サービスではないことに注意してください。これは、同等の機能の多くが 標準の Go image パッケージ や graphics-go などの外部パッケージで利用できるためです。
新しい runtime.RunInBackground 関数を使用すると、バックエンドリクエストが初期リクエストとは独立した新しいリクエストを生成できます。これらはバックエンドがアクティブである限り、バックグラウンドで実行できます。
最後に、不足していた機能がいくつか追加されました。xmpp パッケージ は、プレゼンスの更新とチャットの招待の送信、および他のユーザーのプレゼンス状態の取得をサポートするようになりました。user パッケージ は、OAuth によるクライアントの認証をサポートしています。
新しい SDK は App Engine ダウンロードページ から入手でき、更新されたドキュメント を参照できます。