The Go Blog
Go言語、3周年
Goオープンソースプロジェクトは、本日3周年を迎えました。
この3年間でGo言語がどれほど進化してきたかを振り返るのは素晴らしいことです。発表当初、GoはLinuxとOS Xで動作する2つの実装に支えられたアイデアでした。ユーザーからのフィードバックや言語の使用経験に応じて、構文、セマンティクス、ライブラリは定期的に変更されました。
オープンソース公開以来、何百人もの外部貢献者が参加し、Go言語を様々な形で拡張・改善してきました。その中には、Windows版をゼロから作成したことも含まれます。パッケージ管理システムgoinstallを追加し、最終的にgoコマンドとなりました。また、App EngineでのGo言語サポートも追加しました。この1年間で、多くの講演を行い、インタラクティブな入門ツアーを作成し、最近ではパッケージドキュメント内の実行可能な例のサポートも追加しました。
おそらくこの1年間で最も重要な進展は、最初の安定版であるGo 1のリリースでした。Go 1プログラムを書く人々は、数年にわたる期間、多くの環境で、変更なしにプログラムがコンパイルされ、実行され続けることを確信できるようになりました。Go 1のリリースの一環として、言語とライブラリを数ヶ月かけて整理し、長く使えるものにしました。
現在、2013年のGo 1.1のリリースに向けて作業を進めています。いくつかの新機能が追加される予定ですが、このリリースは主に、Go言語のパフォーマンスを現在よりもさらに向上させることに重点を置きます。
Go言語を中心に成長したコミュニティには特に満足しています。メーリングリストやIRCチャンネルは議論で溢れているようで、今年は数冊のGo言語関連書籍が出版されました。コミュニティは活況を呈しています。Go 1以降、本番環境でのGo言語の使用も急速に拡大しています。
Googleでは、Go言語を様々な方法で利用しており、その多くは外部からは見えません。目に見えるものとしては、Chromeやその他のダウンロードの提供、YouTubeでのMySQLデータベースのスケーリング、そしてもちろんApp Engine上でGoのホームページを運用していることなどがあります。昨年の感謝祭のDoodleや最近のJam with ChromeサイトもGoプログラムで提供されています。
他の企業やプロジェクトもGo言語を使用しています。具体的には、BBC Worldwide、Canonical、CloudFlare、Heroku、Novartis、SoundCloud、SmugMug、StatHat、Tinkercad、そしてその他多くの企業が含まれます。
Go言語での生産的なプログラミングがこれからも長く続くことを願っています。
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