メジャーバージョンアップデートの開発

潜在的な新バージョンで行っている変更が、モジュールのユーザーに対する後方互換性を保証できない場合は、メジャーバージョンにアップデートする必要があります。たとえば、モジュールの公開APIを変更して、モジュールの以前のバージョンを使用しているクライアントコードが壊れる場合に、この変更を行います。

注記:メジャー、マイナー、パッチ、プレリリースの各リリースの種類は、モジュールのユーザーにとって異なる意味を持ちます。これらのユーザーは、これらの違いに依存して、リリースが独自のコードに及ぼすリスクのレベルを理解しています。つまり、リリースを準備する際には、そのバージョン番号が、前のリリース以降の変更の内容を正確に反映していることを確認してください。バージョン番号の詳細については、「モジュールのバージョン番号付け」を参照してください。

参照

メジャーバージョンアップデートに関する考慮事項

絶対に必要な場合にのみ、新しいメジャーバージョンにアップデートする必要があります。メジャーバージョンアップデートは、あなたとモジュールのユーザーの両方にとって大きな変更を表します。メジャーバージョンアップデートを検討する際には、次の点を考慮してください。

メジャーリリースのブランチング

新しいメジャーバージョンを開発する準備をする際のソースの処理で最も簡単な方法は、前のメジャーバージョンの最新バージョンでリポジトリをブランチすることです。

たとえば、コマンドプロンプトでモジュールのルートディレクトリに移動し、そこで新しいv2ブランチを作成することができます。

$ cd mymodule
$ git checkout -b v2
Switched to a new branch "v2"

Diagram illustrating a repository branched from master to v2

ソースをブランチしたら、新しいバージョンのソースに対して次の変更を行う必要があります。

公開手順については、「モジュールの公開」を参照してください。