The Go Blog (Go ブログ)

Go 1.11 がリリースされました

Andrew Bonventre
2018年8月24日

金曜日にリリースするのが悪い考えだなんて誰が言った?

本日、Go チームは Go 1.11 のリリースを発表できることを嬉しく思います。ダウンロードページから入手できます。

ツールチェーン、ランタイム、およびライブラリに多くの変更と改善がありますが、モジュールと WebAssembly のサポートは特にエキサイティングな 2 つの機能です。

このリリースでは、バージョン管理とパッケージ配布の統合サポートを備えた GOPATH の代替となる「モジュール」と呼ばれる新しい概念の予備的なサポートが追加されています。モジュールのサポートはまだ実験段階であり、まだいくつかの改善が必要な点がありますので、イシュートラッカーを自由にご利用ください。

Go 1.11 では、WebAssembly (js/wasm) への実験的な移植も追加されています。これにより、プログラマーは Go プログラムを 4 つの主要な Web ブラウザと互換性のあるバイナリ形式にコンパイルできます。WebAssembly(略して「Wasm」)の詳細については、webassembly.org を、Go で Wasm を使用する方法についてはこの Wiki ページをご覧ください。WebAssembly ポートを提供してくれた Richard Musiol に特別な感謝を申し上げます!

また、コードの記述、バグの報告、フィードバックの提供、ベータ版とリリース候補のテストによってこのリリースに貢献してくれたすべての人に感謝します。皆さんの貢献と努力のおかげで、Go 1.11 は可能な限りバグのないものになりました。それでも問題が発生した場合は、問題を報告してください。

Go 1.11 の変更点の詳細については、リリースノートをご覧ください。

素晴らしい週末を過ごして、リリースをお楽しみください!

次の記事:Go 2 ドラフトデザイン
前の記事:Go Cloud を使用したポータブルクラウドプログラミング
ブログインデックス