The Go Blog
Go 言語の7年間
本日、Go の予備スケッチをオープンソース化してから7年が経ちました。Go ソースリポジトリへの1000人以上の個人貢献者を含むオープンソースコミュニティの助けを借りて、Go は世界中で使われる言語へと成熟しました。
過去1年間で Go に加えられた最も重要なユーザー向け変更は、Go 1.6 での HTTP/2 の組み込みサポートの追加と、Go 1.7 での context パッケージの標準ライブラリへの統合です。しかし、私たちは目に見えない多くの改善を行ってきました。Go 1.7 では x86-64 コンパイラが新しい SSA ベースのバックエンドを使用するように変更され、ほとんどの Go プログラムのパフォーマンスが10〜20%向上しました。来年2月のリリースが予定されている Go 1.8 では、他のアーキテクチャのコンパイラも新しいバックエンドを使用するように変更しました。また、32ビット x86 上の Android、64ビット MIPS 上の Linux、IBM z Systems 上の Linux への新しいポートも追加しました。そして、一般的な「ストップ・ザ・ワールド」の一時停止を 100マイクロ秒未満に短縮する新しいガベージコレクション技術を開発しました。(これは、Go 1.5 の大きなニュースであった 10ミリ秒以下とは対照的です。)
今年は、1月に世界規模の Go ハッカソンである Gopher Gala で幕を開けました。その後、2月にインドとドバイ、4月に中国と日本、5月にサンフランシスコ、7月にデンバー、8月にロンドン、先月パリ、そしてこの週末にブラジルで Go カンファレンスが開催されました。来週はニューヨークで GothamGo が開催されます。今年はまた、30以上の新しい Go ユーザーグループ、8つの新しい Women Who Go チャプター、そして世界中で4つの GoBridge ワークショップが開催されました。
Go コミュニティの熱意とサポートに、私たちは引き続き圧倒され、感謝しています。変更への貢献、バグ報告、設計議論での専門知識の共有、ブログ投稿や書籍の執筆、ミートアップの開催、他の人の学習や改善の支援、自身が書いた Go パッケージのオープンソース化、あるいは Go コミュニティの一員であることなど、どのような形で参加していただいても、Go チームは皆様の助け、時間、そしてエネルギーに感謝いたします。皆様がいなければ、Go は今日のような成功を収めることはできなかったでしょう。
ありがとうございます。そして、Go とともに、さらに一年間の楽しさと成功を!
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